「どの子にも確かな学力を!」という願いで生まれた水道方式は、独自の計算体系で力をつけると共に、算数・数学の基礎・基本を大切に考える指導法により、これまで多くの子ども達の算数ぎらいをなくし、自ら考える力を育てています。
1. 量にもとづいて数をとらえる
抽象的な数を集合数(物の多さを表す数)として考えます。
そうすることにより演算(たし算・引き算)の意味がはっきりします。
2. タイルで十進法をしっかり身につける
量にもとづく数を学ぶときに、具体物と数を結ぶ仲立ちとしてタイルを使います。
タイルにより数の大きさや数のしくみ(十進記数法)を理解し、タイルを使って計算もします。
3. 筆算を重視する
4. 分析と統合
0+0から999+999までのたし算は全部で100万題あります。 計算問題を分析・統合して体系立てた練習問題で計算の習熟を図ります。
すべての計算問題がもれなく型分けされ、少ない練習量ででき るだけ確実で永続的な計算力が身につくよう工夫され、子ども たちが躓く型を知るうえでも有効です。
小学校の算数・中学校の数学を通して、算数・数学の基礎・基本が身に着くように、水道方式の教材と指導者のオリジナル教具を使って、子どもたちのわかって楽しい! を目指して指導しています。
『数学の学び方・教え方』
遠山 啓(著)
岩波新書
数学は、適切な教え方さえすれば、すべての子どもに理解できるはずのものである。こうした観点に立って、明治以来の数学教育の欠陥を指摘し、数学の土台と思われる量、数、集合と論理、空間と図形、変数と関数について、ていねいに説明する。
『さんすうだいすき』1~10巻
遠山 啓(著)
長新太(表紙)・安野光雅ほか(文と絵)
日本図書センター
3歳くらい~算数の基礎を楽しんで学べます。絵や図を楽しみながら自然に算数の準備ができるよう、ゆっくり進みます。子どもが持ちやすい疑問を研究し、どの子にも理解できるようにつくられた絵本です。
『はじめてであうすうがくの絵本』
1・2・3
安野光雅(著・イラスト)
福音館書店
このシリーズには明確な答えがありません。答えを覚えるのではなく、答えを探す楽しさを味わえます。親子で楽しめる絵本です。
『算数はこわくない』
遠山 啓(著)
日本図書センター
子どもに算数を教えるお母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん…みんなのおためにも分かりやすい入門書。幼児の算数指導法と水道方式について解説します。月曜日から日曜日までの7日間で基本が学べる構成で、どんな教え方がいけないのか、どんな教え方だと子どもが伸びるのかをていねいにやさしく伝えています。
『数学の広場』1~8巻
遠山 啓(著)
日本図書センター
中学・高校生から大人まで。奥深い数学の世界を堪能できます!
1.知的好奇心をのばす、類のない数学学習書!
2.自由に楽しく読み進められる巧みな構成!
3.いらすとや図版などビジュアル面を重視!
4.待望の復刊!新たに解説をつけています!
『親と子で学ぶさんすう入門』
遠山 啓(著)
SBクリエイティブ
急所さえ押さえれ、算数・数学はちゃんとわかる。算数・数学教育で定評のある著者が、「ここがわかれば算数・数学は大丈夫」という基本ポイントを伝授。数学でゼロから学びたい方、子どもにしっかり教えたい方への最高の入門書です。